hiyoko-programingの日記

プログラミングを勉強したてのひよっ子。   エンジニア目指して勉強中。

JavaScript概要

JavaScriptの使用場面

JavaScript(略してJS、ジェイエスと読む)は非常に汎用的な言語であり、様々な場面で使われている。特に、ブラウザ上での操作において有益であることが多く、Webアプリケーション開発においては必要不可欠である。

ウェブサイトで操作をして表示を変化させたい時

以下の画像の様に、Webサイト上のある箇所にマウスを乗せると、プルダウンが展開するような挙動を見たことがあると思われる。基本的にこれはJavaScriptで実装されるものである(CSSのみで作成する方法もある)。

画面を更新せずにサーバと通信をしたい時

以下のような、いいね機能を思い浮かべてみる。いいねボタンをクリックすると、ブラウザ全体がリロードされることなく、ボタンの表記だけが変わる。そして「自分がいいね登録した」という情報はデータベースに保管される。再度同じ場所をクリックすると「自分がいいね登録した」という情報はデータベースから取り除かれる。都度画面が再読込されたりしないので、非常に操作がしやすい。これを実装する上でもJavaScriptを利用する。

JavaScriptの成り立ち

1990年代中盤に登場し、インターネットの普及を支えてきた

インターネットは1990年代から盛んになり始めた技術だが、JavaScriptの登場も同時期である。黎明期にはJavaScriptのせいでブラウザ動作が重くなることもあったが、環境が整ってリッチコンテンツ(視覚的に華やかな広告など)の提供が可能になってからは、JavaScriptが大いに活躍してきた。

ECMAによる規格化でブラウザ互換性問題が解消

JavaScriptが開発されてからしばらくは、異なるブラウザで互換性が無いことが問題となっていた。そこでECMAインターナショナルという機関のもとで標準化がなされた。すなわち、ECMAインターナショナルによって「JavaScriptの書き方」が決められた。これをECMAScriptと呼ぶ。現在はJavaScriptというとECMAScriptで書かれることが一般的である。

https://tech-master.s3.amazonaws.com/uploads/curriculums//ede9f9cfa7cffa4509c69be864257a09.png

ECMAScriptは1つの基準なので、毎年のように改訂される。とりわけ直近の大きな改訂としては、2015年の改訂が知られている。

リリース バージョン名
2009年12月 ES5
2011年6月 ES5.1
  ↓次のES2015バージョンで大幅改訂
2015年6月 ES2015(ES6)
2016年6月 ES2016
2017年6月 ES2017

2015年に改訂されたECMAScriptはES6またはES2015と呼ばれている。その直前の版はES5と呼ばれている(ES5とES5.1の違いは大きくありません)。ES2015への大幅改訂では、新たな機能が追加され文法も少し変化した。

なお、ECMAScript以外のJavaScriptベースの言語もある。最近注目されているのは、Node.jsというJavaScriptから派生した言語。Node.jsはサーバーサイド(アプリケーションの見た目の部分ではなく裏側の部分)で使用される言語。

Javaとは全く異なる言語

Javaという有名なプログラミング言語がある。JavaJavaScript全くの別言語。

JavaJavaScriptではメインで使用される分野が異なる。Javaは業務システムなどのサーバーサイド側で使用される。つまり、データの保管や複雑な処理を行う「裏側」がメインである。Rubyもサーバーサイドに分類される。一方、JavaScriptは、主にフロントエンド、つまり「見た目」の部分で活躍することが多いプログラミング言語である。

JavaScriptの略称はJSです。「ジャバ」とは呼ばずに「ジェイエス」と呼ぶ。