E C2インスタンス作成2回目以降の注意
無料使用期間について
アカウント作成から12ヶ月間、以下のアプリケーションは無料で利用できます。12ヶ月間の無料期間を過ぎた後、課金が開始される。
また、12ヶ月以内でも使用量が無料利用枠を超えた場合、料金がかかるので注意が必要。
サービスの無料枠は以下の通り。
- Amazon EC2
- 750時間/月 (t2.microインスタンスの使用もこれに含む)まで
- Amazon S3:
- Elastic IPアドレス
- IAM
- IAMユーザーの一時的なセキュリティ認証情報を使用して他のAWSサービスにアクセスするときのみ料金が発生
2つ目以降のインスタンスを作成する際の課金を回避するために
Chatspaceでインスタンスを作成し直す際や、最終課題等の別アプリケーションをデプロイするために別インスタンスを立ち上げることになる。その際、料金の発生を回避するためには以下の点に注意する。料金が発生しても構わない場合は、以下の手順を踏む必要はない。
2つ目以降のインスタンスを立ち上げる際に踏む手順
課金を防ぐための各手順
詳細はAWS公式ドキュメントを確認できる。
Elastic IPアドレスを解放する
Elastic IPアドレスは、停止しているインスタンスに関連づけられている場合に時間ごとに料金が発生する。そのため、インスタンスを停止するときにElastic IPアドレスを解放する必要がある。
-
https://console.aws.amazon.com/ec2/) にある Amazon EC2 コンソールを開く。
-
ナビゲーションペインで [Elastic IP] を選択する。
-
Elastic IP アドレスを選択し、[Actions]、[Release addresses] の順に選択します。プロンプトが表示されたら、[Release] を選択する。
参考URL: Elastic IPアドレスを解放する方法
S3バケットを削除する
今後、使用予定のない不要なバケットである場合、以下の手順で削除することができる。(ただし、同じバケット名を別のサービス等で使いたい場合は、バケットの中身を空にする。)
-
AWS マネジメントコンソール にサインインし、Amazon S3 コンソール (https://console.aws.amazon.com/s3/) を開く。
参考URL: S3バケットを削除する方法
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonS3/latest/user-guide/delete-bucket.html
EC2インスタンスの停止させる
インスタンスを停止するとEIastic IPアドレスは関連づけられなくなるので、あらかじめEIastic IPアドレスを解放し課金されないように気をつける。
-
ナビゲーションペインで [Instances] を選択し、インスタンスを選択。
-
[Actions] を選択して [Instance State] を選択し、[Stop] を選択。
-
[Stop] が無効になっている場合は、インスタンスが既に停止しているか、またはルートボリュームがインスタンスストアボリューム。(インスタンスを停止すると、インスタンスストアボリューム上のデータは消去される。インスタンスストアボリュームのデータを保持するには、このデータを永続的ストレージに必ずバックアップする。)
-
確認ダイアログボックスで [Yes, Stop] を選択。
※インスタンスが停止するまで、数分かかる場合がある。
参考URL: インスタンスの停止と起動
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSEC2/latest/UserGuide/Stop_Start.html
最後に
費用はこまめに確認する
発生している料金については、AWSの請求ダッシュボードからいつでも確認することができる。気になる場合は、こまめに確認する。
インスタンスを複数作成して課金されたとしたらいくら位になるのか
もしインスタンスの停止やElastic IPアドレスの解放を失念した状態で複数のインスタンスを作成した場合、状況によりますが500~3000円程度の費用が発生する。もちろん状況によっては数万円程度に達することもあるが、多くの場合法外な費用が発生するわけではないので、落ち着いて対応する。
法外な課金がされる場合
awsのアクセスキーをgithubにpushした際などに、不正に利用されて数十万円の課金がされることがある。Webで検索して見つけた記事などを参考にし、デプロイ作業等を進める場合は注意が必要。
不明な課金がされている場合
その他にも数十円の料金が発生していたり、不明な料金が発生していることがあったら以下のような対応を取る。
高度な設定
費用発生を最小限に留めるために、EC2を自動でシャットダウンされるように設定したり、無料利用枠を超えないようにS3でオブジェクトの有効期限を設定できる。以下のリンクを参考にする。
無駄なコストを省こう!AWSで消し忘れを防止するためにチェックすべき7つのポイント
https://dev.classmethod.jp/cloud/aws/cost-check-point/
AWSのようなクラウドコンピューティングサービスはこれからも広く使われて行くもの。正しく使えば適正な費用しか発生しないので、ぜひしっかりと調査を行いつつ、様々なチャレンジを!