AWS利用のしくみ
マネジメントコンソール と マネージドサービス の2つの仕組みが大きい。
この2つによって、
サーバーやネットワークの管理の特殊な操作やきちんとした管理を、
手軽に扱えるようになっている。
★マネジメントコンソール
サービスごとに固有の画面が用意されていて、管理者がWebブラウザ上で操作できる画面。
・ユーザーやグループの作成
・権限やセキュリティの設定
・各種サービスの構成を変更
・サーバーやデータベースなどの起動/終了
・バックアップ
★マネージドサービス
AWS側で管理されているサービスで、管理者が手動で行う手間が削減。
・自動バックアップ
・自動アップデート
・モニタリング
・パッチ管理
・セキュリティ
・故障に備えた冗長化
AWSで提供されているサービス
主なサービスを以下に挙げる。
サーバーやOS、ソフトウェアなど一式をレンタルできる。
スペックも様々に用意されていて、
自分で自由に構築することもできるし、
すでに設定済みのサーバーを借りることもできる。
可変性あり。
Webサーバーやファイルサーバー用のファイル保管場所(ストレージ)として利用。
堅牢かつ多機能。
障害やエラーにも強い一方で、
強力な管理機能や他サービスとの連携機能もある。
AWSアカウント専用の仮想ネットワーク。
設定をすることで、仮想ネットワーキング環境を構成する。
・Amazon RDS
AmazonAurora, PostgreSQL, MySQL, MariaDB, OracleDatabase, SQL sever
の6種類をクラウド上で利用できる。
・Amazon Route 53
・Elastic IP アドレス
サーバーに必須の静的なグローバルIPアドレスを提供。
EC2やELBと組み合わせて使う。
・Amazon Managed Blockchain
ブロックチェーンネットワークを作成、管理できるツール。
データの偽装や改ざんをチェックする基盤として利用できる。
・Amazon SageMaker
Jupyter や Notebook をクラウドとして提供。
・AWS Cloud9
Webブラウザで操作できる総合開発ツール。
各種言語に対応していて、
パソコンに開発ツールをインストールせずにシステム開発が可能。
・Amazon GameLift
ゲームホスティングサービス。
マルチプレーヤー対戦などのリアルタイムデータ通信を
低レイテンシで実現できる。
AWSのサービス
165種類以上のサービスを提供している
★目的別にサービスを選ぶ
・Webサーバーを作りたい
サーバー(EC2)
サーバーOS(AMI)
IPアドレス(Elastic IP)
ストレージ(S3)
ドメイン(Route 53)
データベースサーバー(RDS)
・モバイスシステムを作りたい
アプリケーションサーバー(EC2)
データベースサーバー(RDS)
通知システム(SNS)
ストレージ(S3)
IPアドレス(Elastic IP)
認証サーバー(Cognito)
・コンテンツを配信したい
サーバー(EC2)
キャッシュサーバー(CloudFront)
IPアドレス(Elastic IP)
ドメイン(Route 53)
・IoTを作りたい
APIサーバー(IoT Core)
データベースサーバー(Dynamo DB / RDS)
分析ツール(ElasticSearch)
・機械学習をしたい
機械学習モデル(Machine learning, SageMaker)
画像動画認識(Rekognition)
音声認識(Transcribe, Lex)
・ロボットを作りたい
ロボットフレームワーク(RoboMaker)