バックスラッシュ記法
バックスラッシュ記法はその名前の通り、\(バックスラッシュ)から始まる文字の記法のこと。
ウィンドウズ環境ではバックスラッシュの代わりに¥記号で代用する。
日本語キーボードを使っている方は「option + ¥」でバックスラッシュを打つことが出来る。
この記法を使うと文字列の中でただの文字ではなく改行や、タブなどを行うようになる。
代表的なバックスラッシュ記法は以下に示す。
記法 | 意味 |
---|---|
\n | 改行 |
\t | タブ |
\b | バックスペース |
\\ | バックスラッシュ |
バックスラッシュ記法が適応されるのは文字を"(ダブルクォテーション)で囲んだときのみ。'(シングルクォテーション)で囲ってしまうとバックスラッシュ記法は解釈されずにただの文字として出力されてしまう。
sample.rb
1 2 3 4 5 |
puts "改行したい改行したい\n改行した"
puts "タブしたいタブしたい\tタブした"
puts '改行したい改行したい\n改行できなかった'
puts 'タブしたいタブしたい\tタブできなかった'
|
ダブルクォテーションで囲んだ文字列はちゃんとバックスラッシュ記法で書いた文字が適応されている。
しかしシングルクォテーションで囲んだ文字列の方はただの文字として出力されてしまっている。
バックスラッシュ記法で改行
1 |
puts ""
|
と書いていた部分はすべてバックスラッシュ記法での改行\n
に置き換えることができる。以下の2つのソースコードは同じ結果が出力される。
1 2 3 |
puts "吾輩は猫である"
puts ""
puts "名前はまだない"
|
1 |
puts "吾輩は猫である\n\n名前はまだない"
|