データベースの作成
Railsではアプリケーション内でデータベースを利用することができる。データベースを利用するためには、新規アプリケーションの作成とは別にデータベースの作成を行う必要がある。
データベースを作成
データベース
データベースとはたくさんの情報(データ)が入っている箱のようなもの。この中には様々な種類のデータが存在していて、データを格納したり、取り出すことができる。Railsでは運用環境ごとにひとつのデータベースを持っている。
運用環境
開発を行う際に、運用環境と呼ばれるものを使い分けることで効率的に作業を行うことができる。運用環境には3つの種類があり、以下のような使い分けをする。
運用環境 | 概要 |
---|---|
development | 開発環境。通常、開発をする際に使用する環境。 |
production | 本番環境。アプリケーションを実際にリリースする際に使用する環境。 |
test | テスト環境。アプリケーションの動作をテストする際に使用する環境。 |
Railsでは運用環境ごとにひとつのデータベースを持っている。ローカルでの開発では基本的にdevelopment環境と呼ばれる開発用の環境しか使用しない。そのため、利用するデータベースも開発環境用のみ。
rake db:create
新しくデータベースを作成するには「rake db:create」というコマンドを実行する。このコマンドはdatabase.yml
というファイルの内容に基づいてデータベースを新規作成するという機能を持っている。
database.yml(データベース・ヤムル)
database.ymlにはデータベースの設定を記述。Railsは運用環境ごとにデータベースを持つので、運用環境の分だけデータベースの設定が記述してある。
database.ymlというファイルを開いて内容を確認
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$ rake db:create
# データベースの作成
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rake db:createをした後は何も起こっていないように見えるが、データベースはしっかりと作成されている。
データベースを確認
上記の作業によってデータベースが作成されたはず。Sequel Pro(シークエル・プロ)というアプリケーションを使って、データベースが正しく作成できているかを確認。
Sequel Proのダウンロード
https://sequelpro.com/download
画面下方に表示されるdmgファイルをクリック。
Sequel Proをアプリケーションフォルダにドラッグ&ドロップする。
Sequel Pro(シークエル・プロ)
Sequel Proはデータベースの中身をわかりやすく視覚化して表示するアプリケーション。このアプリケーションを使用することで、データベースをより簡単に管理することができる。
Sequel Proを起動して、以下のようにデータベースに接続する
「command + space」でSpotlight検索を起動。「sequel」と入力するとsequel Proを選択できるので、「enterキー」でsequel Proを起動する。
"接続"を押して下図のようなエラーが起きた場合
この操作でMySQLを起動する