サイト全体のレイアウトを行う
・コツ
HTMLでサイトを作成する場合のコツは、全体をボックスの集まりとして捉えること。
このサンプルサイトの場合、
全体が大きく4つのボックスから構成されている。
そして、各ボックスの中身もさらに細かいボックスに分けて捉えることができる。
このように、まず全体の構成を把握してから細かい部分を確認していくとよい。
フォルダを作成
デスクトップに、これから作っていくファイルを格納するためのフォルダを作成。
HTML、CSSファイルを作成
「index.html」「style.css」2つのファイルを作成。
HTMLのテンプレート部分を作成
HTMLの最初のhtmlタグやheadタグなどは、どんなHTMLファイルを作成するときも必須。
この共通部分を作成する。
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ファイル全体をhtmlタグで囲っています。
その中にheadタグとbodyタグで囲まれたブロックがある。
headの中には検索エンジンのプログラムなどが使用するシステム的な内容を、body部分にはコンテンツの中身を書いていく。
サイト全体の構造を確認
上は、サイト全体が大きく4つのブロックから構成されている。
それぞれのブロックの高さに「100vh」という指定があるが、これはブラウザで表示される高さと等しいという意味になる。
サイト全体の大きさと背景色を指定
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<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<meta charset="UTF-8" />
<title></title>
<link rel="stylesheet" href="style.css">
</head>
<body>
<header class="header">
</header>
<section class="about" id="about">
</section>
<section class="works">
</section>
<section class="contact" id="contact">
</section>
</body>
</html>
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.header {
height: 100vh;
background-color: rgba(25, 25, 120, 0.9);
}
.about {
height: 100vh;
background-color: #ffffff;
}
.works {
height: 100vh;
background-color: #383634;
}
.contact {
height: 100vh;
background-color: rgba(25, 25, 120, 0.9);
}
|
HTMLファイルでは、
headerタグとsectionタグを使ってブロックをつくり、それぞれにクラス名の指定を行なっている。
また、about, contact2つのid指定は後ほどページ内リンクを使用するためのものです。
CSSファイルでは、それぞれのクラスに対して高さと背景色の指定をしている。
HTML5の構造化タグについて
HTMLは今まで何度も改定されて来たが、現在使われているのが5回目の改定版であるHTML5。HTML5では、新たに構造化タグが採用された。これは、ページ全体の構造を表現するタグで、以下のような種類がある。それ以前はdivタグでclass指定をしていたが、簡潔に記述することができるようになった。
タグ名 | 概要 |
---|---|
article | 独立したコンテンツであることを示すタグ |
section | コンテンツの中の1つの区切りを示すタグ |
nav | ページのナビゲーションを表示するタグ |
aside | メインコンテンツとは別にサブで表示するタグ |
header | ヘッダー(ページの先頭部分) |
footer | フッター(ページの末尾部分) |
CSSでの色の指定について
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background-color: rgba(25, 25, 120, 0.9);
|
rgbaを使用する際は、4つのパラメータを指定する。
最初の3つは色合いで、r(赤), g(緑),b(青)の色の強さを0〜255で指定。
とはいっても、どんな数値を指定するとどんな色になるのか想像するのは難しいので、「rgb 見本」などのキーワードで検索を行い、色見本の中から選ぶのがおすすめ。
また、最後のaは透明度で、0(完全に透明)から 1(完全に不透明)の範囲で小数で指定する。
なお、完全に不透明でよい場合は、rgb(25, 25, 120)のような指定の仕方もできる。
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background-color: #383634;
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別の場所では、このような色の指定も行なっているが、rgbaでの指定と内容はほとんど同じです。
#の後に「38」「36」「34」と赤、緑、青の濃さを16進数で指定しています。数字からは具体的な色をイメージするのは難しいので色見本を元に指定するのもrgbaの場合と一緒。ただ、この方法では透明度を指定することはできない。